本ページはプロモーションが含まれています。
クリスマスケーキは、ご存知のように12月24日のクリスマス・イブに集中します。
全国的に凄い数量が流通するわけですが、当然、その日に作り上げられた新鮮なケーキという言うわけにはいきません。
当然、クリスマス・イブに合わせて前倒しで生産は始まっています。
これは街の洋菓子屋さんも同じです。
それぞれ、規模、従業員数、受注量によっても違いますが、早いところではクリスマス・ケーキ作りは9〜10月頃から始まります。
スポンジケーキは前もって焼いて冷凍しておきます。
そしてクリスマス直前になって解凍してデコレーションします。
今は冷凍技術も進歩しているので、味の劣化はほとんど無いといいます。
また、日本人が好きな生クリームですが、今までは冷凍保存ができなかったのですが、こちらも油脂の乳化技術が発達して、クリーミング状態のままで保存ができるようになりました。
しかし、それでもメーカーによっては長持ちさせるために保存料がたっぷりと使われているケースがあります。
また、この時期に大量に使われるイチゴやメロンなど、生のフルーツ類も冷凍されている可能性もあります。
某有名専門店のクリスマスケーキが、ケーキ売り場の暖房の効いた場所に半日置いただけでイチゴに白いカビが生えたという事例もあります。
前述のように、短期間に大量に販売する必要があるために作り置きをしなければいけない事情があるから、この事例も納得がいくのですが・・・。
本来であれば消費者が安心して購入できるように製造年月日の表示が欲しいところですが、日本ではその表示義務は法律上ありません。
消費期限の表示だけでOKなのです。
あれだけ、偽装表示で騒がれたのに、不思議な気がします。
大半の冷凍クリスマスケーキが解凍日の2日後が消費期限となっています。
家庭用の冷凍庫でケーキを冷凍させると、解凍した時にスカスカのスポンジ状態になってしまいます。
これは、冷凍の経過途中でケーキに含まれる水分が凍るときに膨らんで大きな結晶となり、細胞組織を破壊してしまうからです。
それが近年では冷凍技術の進化で氷の結晶ができる前に素早く凍らせる瞬間冷凍の技術が開発されました。
この技術の進化によりクリスマスケーキは解凍しても元の味が損なわれず美味しく食べることができるようになったのです。
冷凍クリスマスケーキには3つのパターンがあります。
どれが一番おいしいかわかりますよね?
そう3番目に紹介したクリスマスケーキです。
全種類のクリスマスケーキに共通するわけではないのですが、
美味しいクリスマスケーキの見分け方は「イチゴ」です。
冷凍されたイチゴは食感が全く違うものになってしまうので、出荷直前に挟んだり乗せられたりするのがほとんどです。
ですので、スポンジにもイチゴが挟まれている場合は、3番目のケースのスポンジだけ冷凍で後は出荷直前に生産された新鮮なクリスマスケーキということになります。
冷凍クリスマスケーキに使用されるクリームはホイップクリームです。
ホイップクリームは、牛乳を原料とする動物性クリームの生クリームと違い、脂肪乳のかわりに植物性の油が使われています。
いわゆる模造品ですが、コストも生クリームの3分の1の値段で手に入ります。
当然、生クリームの方が風味がよく美味しいのですが、コストの面も影響していますが生クリームは冷凍に向かないのです。
ですので冷凍クリスマスケーキにはホイップクリームが使われているのがほとんどです。
街の人気の洋菓子店でも、繁忙時期になるとホイップクリームを使って冷凍しているケースもあるので、
あれ?!
いつもは美味しいのにいつもの味と違うとなるのはそのためです。
以上の理由からクリスマスケーキは美味しくないと言われる所以なのですが、この時期には諦めるしかないのでしょうか?
本当に美味しいクリスマスケーキを食べようと思ったら、チルドのクリスマスケーキを選んだ方がまだ良いかもしれませんね。
そうなると、日頃から情報を集めて、この店なら大丈夫と調べておくことが必要になってきます。
それか、自分で作るかです。
大手流通業者のような、数十万個をつくるケーキではなくて、やはりデパートの専門店で数量限定クリスマスケーキを選んだほうが美味しいケーキを食べようと思ったら無難のような気がします。